何度やってもランクが停滞し上がらない不具合

スキルレートが表示されていたOW1を参考に、レート帯の配分について書いていらっしゃる方を何人か見かけました。当時のスキルレートは0-5000の範囲を上下するようになっており、うち0-1099までがブロンズ5に属するとのことです。ブロンズ4以降は100ごとにディビジョン(ランク)が上下していました。
この当時のシステムがそのまま非公開になっただけならば、認定戦で非常に低いレートが与えられた方、あるいは初期に20敗して大きくレートを下げた方が、ブロンズ5を抜けるまでに長い時間を要しているのも頷けます。またブロンズ4寸前のプレイヤーと最低レートのプレイヤーではレートに1000超の差があるため、ブロンズ5ではマッチ内のプレイヤー間に大きなスキルの差が生まれることも予想されます。こうした玉石混交の環境下で安定した戦績を出し続けることのできるプレイヤーだけがブロンズ4に上がる、というデザインだとすれば、そう簡単にブロンズ5から抜けることはできません。
広いブロンズ5のモデルは私の体感に照らし合わせても違和感なく受け入れられます。ブロンズ5を抜けた後は降格昇格に関わらずランクが頻繁に変動しているためです。ただ現状ではどの要素がどの程度レートに影響しているのかまったく知りようがないため、努力の方針が定めづらく、改善点の多いシステムであるとは思います。

公式による上記の投稿はOW1についてのものですが、マッチメイカーやレート査定の複雑な仕組みの一端が語られています。マッチ時に算出された予想勝率が覆された場合はレートが上下に大きく動き、個々のプレイヤーが予想されるパフォーマンスを上回ったか下回ったかでも上下動に変化が起こるそうです。勝って当たり前のマッチで何度勝ってもなかなかレートは上がらず、負ける試合に勝つと大きくレートを伸ばすことができる、といった仕組みになっています。負けても痛くないマッチと、絶対に負けられないマッチが存在している可能性があります。単純に勝利した敗北した、キルを取った取られたという数値だけでは判断できないのでしょう。
とにかく公式声明が必要だという点に強く同意します。プレイヤーがスキルレートの上下動に一喜一憂することは望ましくないので内部化したという話ですが、ブロンズ5が全体の20%もの範囲に及ぶなどという仕様は、単にゲームを楽しんでいるだけでは予測できません。多くのゲームは最下層に巨大なプールが作られるような構造になっておらず、査定基準も明確ですから、OW2の挙動が不具合だと考えるプレイヤーが多いのも当然です。上記のような優秀な査定システムをおいそれと捨てるわけにはいかないでしょうから、Blizzardは現在、公開するものと非公開のものに情報を振り分けながら、何をどのように発表したものか悩んでいるのだろうと考えています。
また、こうした推測はすべて間違いであり、純粋にランクマッチに関する何もかもがバグっていて、恐ろしい数のプレイヤーが不当にブロンズ5に閉じ込められているという可能性も捨てきれません。査定時の降格演出がおかしくなっていることも不信感に拍車をかけています。金武器が消失し、アンロックしたヒーローがロックされ、多くのことが信用ならなくなった状況で、メインモードの非常識な挙動にすら長時間だんまりを決め込まれているので、私達はゲームに集中できません。はよなんか言え。お願いしましたよ。

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