現在開発中のオーバーウォッチ新パッチがテストで利用可能となりました。
以下のパッチノートで取り上げている変更は、現在PTRのテストで利用可能なものに限られます。これらの変更の多くは将来のパッチでPlayStation®4でも利用可能になりますが、PTRについてはPC限定のため、PC版に関連する変更が反映されます。
パッチ・ハイライト
新機能:ロールキュー
「オーバーウォッチ」に新たに「ロールキュー」が導入されます。このアップデートにより、マッチメイキングとキュー(待機)のシステムが一新され、ゲーム内でプレイしたいロールを選択できるようになります。ライバル・プレイとクイック・プレイでは、プレイヤーはゲームに参加する前に、まずロールを選びます。次に、マッチメイクシステムがタンク、サポート、ダメージヒーローを2名ずつマッチングさせて1つのチームを作ります。マッチ参加後は、各自が選んだロールの中から好きなヒーローを選ぶことになります。マッチが終わるとメインメニューに戻り、また各自の希望のロールを選んで次のゲームを待つことになります。ロールキューについては、ブログ記事に詳細をまとめていますのでそちらをご覧ください。
当面の間は、1.39 PTRのライバル・プレイに限定して実装しています。今後のアップデートをお待ちください。
ヒーローのバランス調整
一般
アルティメットのコストを12%増加
速度低下効果:敵の速度低下効果と味方の速度低下効果は累積されず、より効果の強いものが適用され移動速度を低下させるように変更。
開発者コメント:アルティメットは、ゲームの流れに大きな影響を与えるアビリティであるにもかかわらず、発動される頻度が高すぎました。アルティメットの発動によって決着がついてしまう機会を減らすため、今後はアルティメットがたまる速度を落とすことにしました。速度低下効果の変更に関しては、スコープを覗いている際のウィドウメイカーやシールドを構えている際のラインハルトなど、自身の動く速度を低下させるヒーローが主に影響を受けます。こうしたヒーローたちに対しては、彼らが自身の速度を落とす行動をとっていない場合、またはそれを上回る速度低下効果を与えられる場合を除き、シンメトラのタレットやメイの凍結といったアビリティで速度低下効果を与えることはできません。
アッシュ
リロード時間を1発あたり0.3秒から0.25秒に短縮
開発者コメント:アッシュの全弾のリロード時間はあまりにも長く感じられました。とはいえ、長いリロード時間は、銃の威力とバランスをとるため意図的に設けた短所でもあります。今回の変更は、そのバランスを崩さないように配慮したうえでの調整です。
ブリギッテ
インスパイア(パッシブ)
回復量を100から130に増加
自己回復の効果は半減
リペア・パック
チャージを3つに増加
総回復量を150から120に変更
即時的にではなく2秒間かけて回復するように変更
同じ対象に複数のパックを投げた場合、発動中のパックの持続時間を2秒間延長
ウィップ・ショット
射出速度を60から80に増加
格納時間を0.6秒から0.3秒に短縮
バリア・シールド
バリアのライフを500から200に減少
シールド・バッシュ
スタン効果の持続時間を0.9秒から0.75秒に短縮
ラリー
アルティメットのコストを10%増加
ドゥームフィスト
近接攻撃
クイック近接攻撃で弾のリロードが一時停止しないよう変更
ハンゾー
電光石火
飛翔物の数を6から5に減少
開発者コメント:「電光石火」は総合的なダメージ出力が高すぎたので、飛翔物の最大数を減らす形で調整しました。
モイラ
フェード
スタン中でも使えるように変更
開発者コメント:モイラは回復とダメージを与えるのが得意なヒーローですが、他のヒーラーと比べると使い勝手はよくありませんでした。この変更により回避能力を高め、ラインハルトの「アース・シャター」のような範囲スタンから仲間を救い出せるチャンスを生みます。
オリーサ
プロテクティブ・バリア
クールダウンを8秒から9秒に延長
開発者コメント:オリーサを相手にした戦闘について、すぐ張り直されてしまうのでバリアを壊しても意味がない、というフィードバックが多く寄せられていました。「プロテクティブ・バリア」のクールダウンを長くすることで、バリアを壊す行為が無駄にならないよう調整しました。
ラインハルト
新パッシブ:ステッドファスト
被ノックバック効果を30%軽減
開発者コメント:近接型タンクであるラインハルトは最前線に立つキャラクターなので、他のヒーローに比べるとノックバックから受ける影響が大きいです。そのフラストレーションを抑えると同時に、ラインハルトが役割を果たしやすくなるよう、ノックバック効果への耐性を高めました。
ソンブラ
ハック
敵プレイヤーに対する効果時間を6秒から5秒に短縮
EMP
発動にかかる時間を0.5秒から0.65秒に延長
開発者コメント:「ハック」は持続時間の長い強力な無効化アビリティです。ハックされた側のプレイヤーの圧迫感を減らすため、大幅な弱体化は避けつつ、持続時間をやや短くするという形で調整しました。また「 EMP」の発動までにかかる時間を延ばしたことで相手チームが対応できる時間ができ、カウンタープレイの機会も増えるはずです。
シンメトラ
テレポーター
破壊されるまで恒久的に残るよう変更
アビリティ2の入力でプレイヤーが破壊できるよう変更
テレポーターが破壊された時点でクールダウンが始まるよう変更
クールダウンを12秒から15秒に延長
最大射程を25メートルから30メートルに延長
入口と出口が40メートル以上離れるとテレポーターが壊れるよう変更
テレポート再使用までの時間を1秒から1.5秒に延長
開発者コメント:シンメトラの「テレポーター」は面白いアビリティですが、使用上の制限が多すぎる印象がありました。テレポーターを恒久的に残るよう変更したことで、さまざまなマップやチーム構成において、新たにシンメトラが活躍できる場が増えました。
トレーサー
パルス・ボム
ダメージを300から350に増加
開発者コメント:「パルス・ボム」は以前に威力を落とされ、ボムをくっつけやすいタンクを必要以上に苦しめないよう変更されました。この点の課題はまだ残っていますが、そのほかバスティオンなどの屈強なターゲットや、ブリギッテからアーマーを付与された敵への立ち回りを容易にするため、その威力を再調整しました。
レッキング・ボール
マインフィールド
飛翔物の速度を10から13に増加し、これまで以上に地雷が拡散されるよう変更。特に空中で発動した場合は、より広範囲に地雷を展開できるようになりました
発動にかかる時間を0.25秒から0.1秒に短縮
開発者コメント:レッキング・ボールは積極的なプレイスタイルを持つヒーローですが、アルティメットをうまく活用するのが難しい場面が多々ありました。今回の変更により、その気になれば「マインフィールド」をより広範囲に展開できるようになりました。一方で、地面の近くで発動すれば範囲を絞ることも可能です。
不具合の修正
一般
- 字幕:リスポーン待ちの観戦中に字幕が表示されるよう変更
- ザリアが動きの速いヒーローを捉えようとしている時など、ダメージを与えるアビリティがターゲットを高速で捉えた/失った場合に、ダメージを与えられない不具合を修正
- 突進するヒーロー(ラインハルト、ドゥームフィスト、ブリギッテ)同士がぶつかった際、より安定して互いをノックダウンするよう変更
- 「龍撃波」や「チェイン・フック」をはじめとした一部のアビリティのアニメーションを、ラウンドまたはカスタムゲームの終了時のスロー中もなめらかに表示されるよう変更
ヒーロー
ドゥームフィスト
- 「ロケット・パンチ」を使いながら、また、角を急いで曲がりながら扉をくぐる際の挙動を改善
- 「ロケット・パンチ」でトランズロケーターを安定して破壊するように修正。また、シンメトラのタレットと同様に、破壊しても止まらないよう変更
- 「ロケット・パンチ」が当たった敵は、それまでの水平方向のベクトルを保つのではなく、真後ろに飛ぶよう変更
- スタンは無効でもノックバックは無効ではないターゲット(ザリアの「パーティクル・バリア」、「心頭滅却」中のゼニヤッタ)が、ノックバックの軌道に影響を与えないよう変更
- しゃがんだ状態で「メテオ・ストライク」を放つと、アルティメット中の動きがゆっくりになってしまう不具合を修正
- 「メテオ・ストライク」中に少しだけゆっくりと後ろに動く不具合を修正
D.Va
移動中に下に向けてエイムしても、「ディフェンス・マトリックス」が下向きにならない不具合を修正
ルシオ
「ウォール・ライド」時のアニメーションの着地予測の誤判定を一部修正
ザリア
3人称視点でエモート中に武器と腕のアニメーションに異常が発生する不具合を修正