パッチ27.6.2は10月27日にリリースされるデータのみのパッチで、以下のアップデートが含まれてるぞ。
「王道ハースストーン」アップデート
カードのバランス調整
開発者のコメント:今回のパッチで対処したい明確なメタ反則者 が2名いました。ヨグ=サロンとドルイドです。最近のアップデートで追加された強力すぎる中立の盤面コントロールツールは、メタを歪ませていました。これらがドルイドの優秀なカードと組み合わされた結果、このクラスの弱点をカバーし、ゲームに勝利するための「フィニッシャー」をいくらでも利用できる、ドルイドの骨組みが作られたのです。今回の調整は、これらの強力なフィニッシャーを簡単に使えるようにしているドルイドの骨組みの弱体化を焦点としており、それと同時に、楽しさよりも不快感が大きいと思われるネガティブなプレイ体験を取り除くためのものです。これらの調整の結果「獄吏王」と「トニー」は執行猶予付きで釈放されましたが、来たる「バッドランドの決斗」に向け、彼らとその他のメタは引き続き監視下に置かれます。
自然の抱擁
- 旧:[1マナ]
- 新: [2マナ]
熊爪
- 旧:[1マナ]
- 新: [2マナ]
- 開発者のコメント:現在ドルイドには多くの冗長性がありますが、特に「自然の抱擁」と「熊爪」の 2種類は、このクラスに欠かせないカードとして突出しています。どちらもコストに対して高効率過ぎるのです。ドルイドに対する調整は他にも検討されましたが、最も目立っていた選択肢はこの2種類でした。
牢破り
- 旧:雄叫び:この対戦で自分が呪文を5回以上使っていた場合、全ての敵に3ダメージを与える。
- 新:雄叫び:この対戦で自分が呪文を 5回以上使っていた場合、全ての敵に2ダメージを与える。
- 開発者のコメント:現在の中立盤面クリアのラインナップは、ミニオン中心のデッキに対して少々厳しすぎます。この調整は、速攻ミニオン型の戦略に、メタでの居場所を与えるためのものです。
解き放たれしヨグ=サロン
- 旧:[15マナ] この対戦で自分が使用した呪文1回につきコストが(1)減る。
- 新: [9マナ] これが能力を使った後、ランダムな呪文を2つ使用する。
- 開発者のコメント:我々が「ヨグ=サロン」を作った時に望んでいたのは、ヨグがアップデートの強力でエキサイティングな注目カードになることでした。残念なことに、ヨグはあまりに長い間、強力すぎるカードとして君臨してしまいました。基本コストを増やすのではなく、コスト削減効果を除去することに決めた理由は 2つあります。1)このカードが、呪文を多用するデッキ以外でも使われるようになって欲しいから。そして 2)我々が期待するパワーレベルに落ち着くことを最も強く確信できるのが、この変更内容だから、です。コスト削減効果を、新たなランダム呪文効果に置き換えたのは、このキャラクターと魔法――そして狂気!――との関係の深さを表現するものが欲しかったからです!
海賊盤王トニー
- 旧:[5マナ] 両プレイヤーのデッキが入れ替わる。フィナーレ:カードを1枚引く。
- 新: [7マナ] 雄叫び:自分のデッキを対戦相手のデッキのコピーに置き換える。フィナーレ:カードを1枚引く。
- これに伴い、トニーはワイルドでの禁止を解除されたぞ。
- 開発者のコメント:カードをデザインした時の想定通りに使用されているカードが問題を起こしている時というのは、そのカードのデザイン変更の時が来たということを意味します。海賊版の作成は決して「被害者なき犯罪」などではなく、またトニーが姿を現すのは、問題を起こしている時だけです。今回の変更により、彼の能力の本質は維持されつつも、彼がもたらしていた尖ったプレイ体験は避けられるようになるはずです。
獄吏王
- 旧:雄叫び:自分のデッキを破壊する。この対戦中、味方のミニオン全ては無敵。
- 新:雄叫び:自分のデッキを破壊する。このミニオンは無敵を獲得する。
- これに伴い、「獄吏王」はスタンダードとワイルドでの禁止を解除されたぞ。
- 開発者のコメント:「トニー」を調整したにもかかわらず 「獄吏王」が引き続き大暴れし続けるかもしれない、という懸念があったため、「獄吏王」も鳴りを潜めるように調整することで、彼の力で可能になっていた極端な状況の多くを除去しています。
以上のうち、作成可能なカードの全バージョンは、 27.6.2 パッチから二週間の間、魔素の満額払い戻しの対象になるぞ。
ランク戦プレイの「異常」の調整
以下の「異常」が異常プールから抹消されたぞ:
- 貪欲の衝動:プレイヤーが自分のターンの終了時、未使用マナを残していたら、「コイン」を1枚得る。
- 堕落者の軍団:各プレイヤーのターンで、最初に手札から使用されるミニオンのコストが(1)減る。
- 堕落の蔓延:各プレイヤーのターン、最初に手札から使用される呪文のコストが(1)減る。
- 開発者のコメント:これらは最もゲームに影響を及ぼす「異常」であり、特にデッキの種類によっては、一方のプレイヤーだけに大きな影響を与える場合があるものでした。
「バトルグラウンド」アップデート
「バトルグラウンド」の「異常」の調整
「異常」プールの調整
- 「気難し屋の砂時計」が異常プールから抹消されたぞ。
- 「プライマスの枷」が、低ランク帯のロビーの異常プールから抹消され、その他のロビーでも発生率が低くなったぞ。
- また「プライマスの枷」発生中は、以下のミニオンの種族が出場停止になるからな:獣、マーロック、エレメンタル、アンデッド
- 「異常な双子」が異常プールに復帰したぞ。
以下の異常の発生時には、特定のヒーロー達が出場停止になるぞ:
- 観客の選択:テス・グレイメイン、スキャブス・カッターバター、レノ・ジャクソン、バンドマネージャーE.T.C.、スニード、ミルハウス・マナストーム、リッチのバズィアル
- 異常な教育球:無限のトキ
- 異常な双子:レディ・ヴァッシュ、イニ・ストームコイル、死の説教師ブラックソーン
- 異常な賄賂:ダンシン・ダリル、死の説教師ブラックソーン、貪り喰らうものミュターヌス、ピュートリサイド教授
- 勝利のカギ:イニ・ストームコイル、無限のトキ
- ベーコン熟成:アレクストラーザ、サウルファング元帥
- アマンスルの節制:カートラス・アッシュフォールン、ラカニシュ、レディ・ヴァッシュ、サウルファング元帥、タヴィッシュ・ストームパイク、クトゥーン、キャリエル・ローム、ヴーン、マイエヴ・シャドウソング、コックのクッキー、チケッタス
出場ミニオンのアップデート
- 「突風トランぺッター」、「マノロス」、「アマルガドン(グレード7)」が出場ミニオンのプールから登録抹消されたぞ。
- 「優しいランプの精」が出場ミニオンのプールに復帰したぞ。
ミニオンのバランス調整
執拗なるマーグール
- 旧:毒袋。仇討(4):蘇りを獲得する。
- 新:毒袋。仇討( 5):蘇りを獲得する。
手動操縦のワール・オ・トロン
- 旧:戦闘開始時:これ以外の全てのミニオンの断末魔をコピーする。(ただし「手動操縦のワール・オ・トロン」は除く)
- 新:戦闘開始時:これ以外の全ての味方のミニオンの断末魔をコピーする。(ただし「手動操縦のワール・オ・トロン」は除く)
優しいランプの精
- 旧:[グレード6]
- 新: [グレード5]
イライザ・ゴアブレード提督
- 旧:味方の海賊が攻撃する度、味方のミニオン全てに+2/+1を付与する。
- 新:味方の海賊が攻撃する度、味方のミニオン全てに +3/+1を付与する。
「デュエル」アップデート
ヒーローパワーの調整
恐竜追跡
- 旧:獣を1体発見する。それに+1/+1を付与する。
- 新:自分のクラスの獣を 1 体発見する。それに +1/+1 を付与する。
悪魔の血
- 旧:自分の手札のランダムな悪魔1体に+2/+2を付与する。
- 新:自分の手札のランダムな悪魔 1 体に +3/+2 を付与する。
精神首綱
- 旧:1マナ。このターン、自分が呪文を手札から使用した後、敵のヒーローに1ダメージを与える。
- 新:常時発動:自分が呪文を使用した後、敵のヒーローに 1 ダメージを与える。
根性なしに栄光なし
- 旧:2マナ
- 新: 1 マナ
アウトランダー
- 旧:このターンに自分が異端カードを使っていたら、ランダムなフェル呪文1枚を自分の手札に追加する。
- 新:このターンに自分が異端カードを使っていたら、フェル呪文 1 枚を発見する。
極悪な毒薬
- 旧:ミニオン1体に猛毒を付与する。コンボ:調合薬1本を自分の手札に追加する。
- 新:ミニオン 1体に猛毒を付与する。コンボ:毒素を 1 つ自分の手札に追加する。
不具合修正およびゲームの改善
- [王道ハースストーン] 「ラッカリの生贄」のテキストの問題が修正されたぞ。
- [バトルグラウンド] クエスト報酬「アニマの賄賂」と「ソーカイなホラガイ」の両方を選択することはできなくなったぞ。
- [デュエル] 「ケルデラーの刃」と「ケルデラーの柄」を合体させて伝説の剣「ケルデラー」にすることができなかった不具合が修正されたぞ。