早くゲーム内で大会システムを実装しろ

現状では大会は外部のツールに頼った開催が殆どだが、色々な問題点がある。
最も大きな問題点は、不正対策が貧弱であるということ。試合の結果は基本的に自己申告で、虚偽申告をすることが非常に容易である。そのために、多くのツールでは勝利時、敗北時のスクリーンショットを提出するという原始的な方法に頼っているが、この方法も、スクリーンショットの偽造という致命的な弱点がある。そもそも過去の試合の結果を確認する方法が無いので、その試合結果が真実かどうか確認する方法が無い。
不正に弱いということに起因する欠陥がもう一つ存在していて、それは、殆どのトーナメントで、事前に互いのデッキリストを全て確認出来てしまう。勿論これは、トーナメントの途中でデッキを変えたりすることを防止するものだと思われるが、これは特定のデッキ、カードに対して致命傷になる。特に、秘策を使用するデッキや、自分のデッキがオフメタであることで相手のマリガンの間違いなどを誘えるデッキ、特定のデッキをメタることを目的としたカードだ。
秘策を使用するデッキ、オフメタのデッキは言わずもがなだ。それに加えて、一部のメタカードは、対応したプレイをすることで回避できてしまう。勿論、大きな大会では対戦相手が自分のデッキを事前に把握できてしまうというのはどちらにせよ仕方がないことなのかもしれないが、楽しむことを目的とした小さな大会では、面白みを大きく損なってしまう要素だ。勿論小さな大会でも賞金が出ることも多く、賞金が出る以上は不正対策をしなければいけない。全員の対戦を監視することは物理的に不可能なので、結果的にそういう不正対策を取らざるを得ない。しかし、ハースストーン側で大会システムを搭載すれば、当然このような問題は解決するのではないか、と思います。
もちろんこれだけに留まらず、その他にも様々な問題があります。
仮にでも”Esports”を自称するのですから、せめてゲーム内で大会システムくらい実装するべきなんじゃないですかね。

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