インフレが進み過ぎててナーフとかしても無意味

今回のナーフでルナポケやブームがナーフされる事が決まりましたが、最早ハースストーンはインフレが進み過ぎててナーフしたとしても極端な環境しか生まれないと思っています。
探検同盟で、強力なクエストが複数追加されましたが、その強力なクエストを使ってすらTire3やTire4になってしまうほど、このゲームはインフレが進んでしまっています。
今回のクエストで最弱と言われるウォーロックのクエストでも、どんでん返し一枚で達成できることと、効果を考えればとても強いはずです。もし1年前のハースストーンに頂点たる考古学(とそれをサポートするカード達)が存在していたなら、少なくともメタに上がっていたはずです。
つまり、本来メタに居るはずのパワーのカードが今や完全メタ外になってしまうほどインフレしてるんですよ。
インフレしてるから、ヒロパで3/2無敵の武器を持つし、ヒロパで雄叫び2回だし、5マナでデッキのミニオン全部無料になるし、でっかい斧が来たら除去と展開された上に手札補充されるし、デッキのカード1枚ずつにするだけでどんなデッキも突然リーサル決めてくるようになるし、盤面にミニオン1体残しただけで団結されて絶対返せない盤面を作られるわけですよ。
インフレの何が問題かって、相性差が激しくなって極端な環境になりやすくなるのと、インフレしたカードのパワーにゲームのシステムが付いていけないことです。特に、ヒーローの体力とヒーローパワーはこのゲームでは不変のものですので、インフレが進むと顔を削るのが簡単になるので、フェイスデッキとそれに対抗するデッキという構図になりやすくなります(もちろん面白い環境なはずがありません)。
突撃や直接顔に打点がでるカードを排除していますが、一時しのぎに過ぎません。
実際、前環境ではフェイスデッキのようなアグロローグ、メカハンターが台頭していて、どちらも手札からいきなり顔に打点が出るのが特徴ですので、フェイスデッキと言えます。
今回の環境でも、だんだんとハンターが増えてきています。これも、ヒロパと武器、あるいはハイランダーシナジーが顔を削るのに向いてるからで、盤面無視で顔を削ってくるのはさながらフェイスデッキです。あとクエストシャーマンも、雄叫び二倍で平気で10点20点飛ばしてきます。これが強いのも、インフレしたカードのパワーに対してヒーローの体力が少ないからです。
フェイスデッキが増え過ぎないように回復を強化すれば、待っているのはコントロールとOTKデッキの時代です。
最早ハースストーンの終わりは近いです。恐らく今の開発は永遠にインフレを続けるでしょう。どうやら前環境のデッキが環境に存在することが許せないみたいですが、これは新しいデッキを作らせて課金させる為だと思っています。度重なるナーフも、ナーフすると新しいデッキを作るから結果ナーフは儲かると思っているのでしょう。しかも、ハースストーンの集大成とでも言わんばかりに、人気のあったキャラを再録しています。これはもうサービス終了前の掻き入れに近い動きだと思います。もちろん突然サービス終了することはないと思いますが、今のハースストーンは間違いなくユーザー数を利益に変換している状態です。
こうなったら、一番損するのはハースストーンに最後まで付き合うプレイヤー達です。もし移住先のゲームが見つかったら早いうちに移住の準備をした方が良いと思います。
恐らく今年いっぱいがハースストーンを楽しめる限界だと思います。一度インフレした環境を元に戻すのは非常に困難です。今のブリザードにそれが出来るとは思いません。もし出来るとしたらそれはベンブロードが戻っきた時でしょう。

最初の話題と少しずれてしましたので補足しますが、インフレすると対処出来ないと必敗となるデッキが増えます。そうすると、ナーフしても別なデッキが暴れるだけです。今の環境もそれに近いと思いますので、ナーフは無意味にメタを搔きまわす効果しかないと思います。

7個の「いいね!」